名古屋市不動産売却依頼時の注意点

名古屋市不動産売却依頼時の注意点
名古屋市で不動産を売却する際には、まず不動産業者に査定を依頼する必要があります。
ただし、名古屋市では賃貸のみを扱っている不動産業者も多数存在するため、注意が必要です。
査定には2種類ある
不動産の査定には、物件を見て実際に評価する「訪問査定」と、見ずにおおよその査定を行う「机上査定」の2つの方法があります。
どちらが適しているかは、売却したい物件の具体的な状況によります。
まずはおおよその価格を知りたいだけ
売却予定の物件のおおよその価格を知りたい場合は、机上査定で十分です。
机上査定でも一定の金額の目安が得られるため、一度受けてみることをおすすめします。
自宅の不具合を調べる
不動産を売却する際には、設備の不具合や壁に穴が開いているなどの問題を確認し、不動産業者に伝える必要があります。
売却時に隠してしまうと、契約不適合責任が発生し、契約解除などのリスクが生じる可能性もあります。
住宅ローンの残債を確認する方法
住宅ローンを利用して不動産を購入した場合、売却する際にはローンの残高を確認する必要があります。
もし売却価格が残債を下回る場合には、不足分を現金で補填する必要があります。
不動産売却に必要な書類と物品
不動産を売却する際には、用意しなければならない書類や物品があります。
具体的に見ていきましょう。
参考ページ:名古屋市不動産売却依頼時の注意点および持ち物について
登記済み証書または登記識別情報通知
一般的には「権利書」とも呼ばれますが、この書類を見つけることが必要です。
もし紛失してしまった場合でも、不動産の売却自体には問題は生じませんが、司法書士による本人確認手続き費用が約50,000円かかります。
権利書は再発行できない書類であるため、購入時に付属していた書類一式の中に入っている可能性があります。
実印と印鑑証明書
住宅ローンを組んだ際には、印鑑証明書を取得したはずですが、その後印鑑登録を抹消していないか確認する必要があります。
名古屋市で不動産を売却する場合には、印鑑証明書が必要です。
もし持っていない場合には、役所へ行って登録する必要があります。
身分証明書
不動産を売却する際には、名義人本人の身分証明書が必要です。
運転免許証やマイナンバーカードなどが必要となります。
なかには「地面師」と呼ばれる詐欺師がいて、本人を装って他人の不動産を売却してしまうこともあるので、慎重に身分証明書を確認することが重要です。